• 2022.08.03

筑波大学と傷病対策の背景にある市民行動の発見に関する共同研究を開始

当社は、筑波大学と医療ビッグデータを用いた傷病対策の背景にある市民行動の発見に関する共同研究を開始したことをお知らせいたします。

 

 

■背景
2020年3月以降COVID-19 によるパンデミックがもたらした影響により、生活様式に大きな変化が起こりました。それらの変化は、人々の感情や行動心理にも影響を与えましたが、各都市や地域によって差があることが判明しました(以下、各都市単位での人々の行動を「市民行動」とします。)

このような状況を踏まえ、当社で保有するメディカルビッグデータ(レセプト・健康診断データ等)における健診結果や傷病情報を、市民行動に関する研究のリソースとして活用できないものかと模索した結果、ソーシャル・キャピタル(※1)と関係を組み合わせ、分析することを考案しました。

 

 

■共同研究内容について

当社が保有するメディカルビッグデータと、筑波大学図書館情報メディア系准教授 関 洋平 研究室が保有する各都市単位のSNSデータを組み合わせ、COVID-19・ワクチン接種・気分障害等の傷病の背景にあるソーシャル・キャピタルを都市別に分析いたします。
なお、本共同研究に使用するデータは、利用に関してデータ提供元保険者から許諾を得ております。

 

 

■未来共創Labについて
当社は医療ビッグデータ事業として、医療現場や各種保険者様が抱える課題の解決へ向けて、メディカルビッグデータ(レセプト、健康診断データ等)を利用した医療DXを推進しております。
本研究は当社として、メディカルビッグデータとSNSデータを組み合わせた研究の第一号となります。
当社データの価値を高め、お客様の課題を解決するための可能性を広げるべく、今後も本研究における分析を進めてまいります。

 

※1:ソーシャル・キャピタル 
社会学、政治学、経済学、経営学などにおいて用いられる用語です。人々の協調行動が活発化することにより社会の効率性を高めることができるという考え方のもとで、社会の信頼関係、規範、ネットワークといった社会組織の重要性を説く概念です。

 

 

【本件に関するお問い合わせ】

 日本システム技術株式会社 未来共創Lab

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 未来共創Labサイト:https://www.jastlab.jast.jp/

以上