人材育成 - 人事制度・育成方針

CAREER UP - キャリアアップ - 実力と熱意に応えて、キャリアも向上していく。

キャリアアップ
求めるのは、積極的に挑戦する姿勢です。年齢、社歴に関わらず、発揮能力を基準に評価を行い、実力と熱意があればどんどん成長できる環境があります。私たちの会社に入って、どのようなスキルを磨き、キャリアを築いていくかは、まさに、自分次第です。
人材育成型人事の概念

(1)基本理念

人格の尊重と人材育成を基本とするなかで、役割能力等級制度に職能開発・職能活用・職能把握・職能処遇を連動させて新能力主義人事を導入・確立し、自律・挑戦的で働きがいのある職場風土を醸成するとともに、公平で納得性の高い開かれた人事の推進を目指します。
人材育成という基本コンセプトで人材の開発、活用、評価、処遇制度を統合し、連動させ、人事制度の特徴とします。

(2)基本方針

基本的な考え方は、目標遂行にチャレンジする厳しさのある組織風土を醸成し、社員一人ひとりがこうした厳しさのなかで、仕事を通じて「働きがい」を追求する事にあります。つまり、社員一人ひとりの欲求を尊重し、社員の向上しようとする意欲を仕事を通じて可能な限り実現する事により、全社員の職能開発を図り、その結果、企業の業績向上を長期的に達成する事に人事の基本方針をおきます。
人事制度の構成

人事制度全体の枠組みを図示すると、図表のようになります。

(1)役割能力等級制度

役割能力等級制度は人事制度の中核であり能力開発の基準となるものです。この制度の制定は次の手順に沿って行い、これを基礎に人事処遇(賃金)、人事考課、職能開発、異動配置等の人事諸制度を統合し、運用します。
①仕事分類と定義
企業活動に伴って展開される仕事を分類し定義します。
②必要な能力の調査
これからの仕事をするうえで発揮が必要とされる能力を調査します。
③職務と職能の整理、分析
これらをその種類と程度によって分類・整理します。

(2)人事考課制度

人事考課制度により厳しい土壌造りと職能開発を促進します。 仕事を通じて能力を開発しようとする、いわゆる職能開発を促進する事にねらいをおいて、現在の能力把握にとどまらず、能力開発必要点の把握を重視した人事考課制度を目指します。

(3)能力開発制度

実践能力向上のための能力開発制度にします。
研修主体の能力開発に限定せず、職務開発を前提とする多面的な能力開発を推進し、職能の積極的活用を図ります。 能力開発は、
①現在担当している仕事のレベル・アップ
②新しい仕事の追加
ですが、大切な事は本人の持っている現在の能力よりも、より広いかつより高い能力を必要とする仕事を絶えず与えチャレンジさせる仕組みをつくる事です。

(4)人事処遇制度

能力重視の賃金体系をつくり、年功序列のイメージの払拭を図ります。しかし、日本型経営の賃金思想の良い部分は維持する事も重要であり、生活給と職能給のバランスを見直します。
なお、人事制度の改善といえば、賃金管理の改善であると思われるぐらい、人事制度のなかでは賃金管理が大きくウエイトを占めています。よって、人事方針から職能開発までの諸制度を設計・運用し、賃金の有効性と納得性を高くします。

(5)異動配置制度

戦略性を重視した異動配置制度を目指します。事業戦略の変更や組織の変更、あわせてダイナミックなプロジェクト体制の構築など変化の激しい状況下で、人材活用ならびに育成を配慮した積極的な異動・配置を行います。
特に、直接部門においては、全員異動は当然あるものとします。